内容説明
生物多様性や生態系の持続性に鑑み、人類全体の生存基盤をどう構築すべきか。地域研究の認識枠組を質し、新しい社会システムの指針を提示。
目次
序章 持続型生存基盤パラダイムとは何か
第1編 環境・技術・制度の長期ダイナミクス
第2編 地球圏・生命圏の中核としての熱帯
第3編 森林からの発信―バイオマス社会の再構築
第4編 人間圏の再構築
終章 生存基盤指数から見る世界
著者等紹介
杉原薫[スギハラカオル]
京都大学東南アジア研究所教授、京都大学グローバルCOEプログラム「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」拠点リーダー。専攻:近代経済史。京都大学経済学部卒、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。大阪市立大学経済学部助教授、ロンドン大学東洋アフリカ学院歴史学部シニアレクチャラー、大阪大学大学院経済学研究科教授を経て現職
川井秀一[カワイシュウイチ]
京都大学生存圏研究所教授・所長。農学博士。専攻:森林科学。京都大学木質科学研究所助手、教授を経て現職。2004年「日本の森を育てる木づかい円卓会議」議長(日本木材学会主催)
河野泰之[コウノヤスユキ]
京都大学東南アジア研究所教授、専攻:東南アジア地域研究(土地・水資源管理)。東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。農学博士。アジア工科大学院Assistant Professor、京都大学東南アジア研究センター助教授などを経て現職
田辺明生[タナベアキオ]
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授、博士(学術)、専攻:歴史人類学、南アジア地域研究。東京大学法学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助手、京都大学人文科学研究所准教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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