内容説明
食の不安をあおるエセ情報、法外な値段で「安心」を買う消費者、消費者ニーズに翻弄される生産者、本当に安心でおいしい食べ物を手に入れるために知っておきたい生産現場の事情を元生協仕入れ担当者が説く。
目次
食材編（野菜―無農薬野菜は可能か；米―日本の米が高いわけ；みかん―おいしいみかんへのこだわり；バナナ―食糧の自給と輸入―フェアトレードを中心に ほか）
調味料編（みそ―天然醸造のみそ；しょうゆ―丸大豆しょうゆと脱脂加工大豆しょうゆ；酢―アルコール添加の酢って？；みりん―どう違う？本みりんとみりん風調味料、発酵調味料 ほか）
著者等紹介
渡辺宏［ワタナベヒロシ］
１９５１年、和歌山県生まれ。７４年、大阪市立大学文学部卒業。大阪市立大学生活協同組合に入社。７９年、和歌山生活協同組合の設立に立ち合い、９８年に退社するまで同生協で仕入れを担当する。９９年、ウェブサイト「安心！？食べ物情報」を開設、メールマガジン「安心！？食べ物情報」を通じて、毎週さまざまな食の情報を発信中。宮沢賢治学会に所属（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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最終バック九番手
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月刊「食生活」２００４年４月～２００６年３月連載を編集したもの…生協上層部の硬直化を何とかしないと「やっぱり女が多い組織はこれだから」という評価はくつがえせないのではなかろうか…調味料関連の風評による誤解は興味深かった…第１刷発行：２００９年１０月３０日…本体１４００円2010/03/27
Hiro A
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面白い。 普段消費者が、あまり根拠もなく持っている食品に対するイメージについて述べられている。月刊誌のエッセイが元になっているので内容は多くないが、その分簡単に読める。生協が消費者の勝手な勘違いを利用して安いものを高く売る話など、こんな事書いて良いのかと思うが、それが裏側の話。何でもかんでも昔ながらの作り方や無添加が良いのではないのだが、きちんと勉強していないと自分の食べるものも善し悪しが見分けられない日本の食事情を憂う。2010/02/14
惰性人
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無農薬野菜や国産の肉は安全？消費者の根拠のない思い込みが、生産者を、そして食事の安全を歪めています。賢い消費者になりましょう。2010/05/09
