内容説明
茂吉との父子関係を回想し、4人の子どもの父親としての体験をふまえて語る、父の信念と心の伝え方。
目次
第1章 父親らしさとは何か(現代の陰湿ないじめの裏には父親不在がある;親がオロオロすれば子どもはつけ上がる;父親をないがしろにするところからマザコンが生じる;親子の癒着が子どもをダメにする;教育を母親任せにしない)
第2章 父として子どもにどう接するか(父・茂吉はどのような人間だったか;父の叱責と大甘な婆やの間で育ったわたしの子ども時代;父の生活態度からわたしは何を受け継いだか;子育ての中で親が学ぶこと;子どもに対して最低限望むこと;父親は子どもの進路にどういう態度をとるか;嫁に対してどう対応するか)
第3章 しつけにおける父親の役割は何か(親子の距離をどう保つか;父子の距離をどう縮めるか;ストレスを与えてしごくのも父親の役割である;父親は気遣いと頑固さを使い分ける)
第4章 父は子へ何を伝えられるか(父の感情は子の思いを越えて;父親の威厳が家族を支える;子どもに尊敬される父親とは;父親は心にゆとりを)