内容説明
病棟化するホスピスはどこへ向かおうとしているのか。ホスピス運動、コミュニティケア、ボランティアの可能性…。切り拓かれるべき未来のために、対話をとおしてホスピスケアの普遍性を提言する。
目次
第1章 ホスピスケアの現在(ソンダースと痛みの治療;ホスピス運動の現状;緩和ケアにおける課題;「死の五段階説」から見えること)
第2章 “ケアタウン小平”構想(コミュニティケアの視点;在宅ホスピスという発想;コミュニティケアの役割;施設・病院を在宅化する)
第3章 スピリチュアルケアをめぐって(スピリチュアルペインの出現;死生観を語れる場所;スピリチュアルデスと感情の解放;認知症の人のスピリチュアルケア)
著者等紹介
山崎章郎[ヤマザキフミオ]
1947年、福島県生まれ。1975年千葉大学医学部卒業、同付属病院第一外科入局。1983年船医として南極海底調査船などに乗船。1984年八日市場市民病院へ。1991年聖ヨハネ会桜町病院へ。2005年ケアタウン小平クリニック開設。NPO法人コミュニティケアリンク東京理事長。また、日本ホスピス・緩和ケア協会会長、日本死の臨床研究会事務局長などを務める
米沢慧[ヨネザワケイ]
1942年、島根県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。批評家。少子高齢社会の家族像を模索する「ファミリー・トライアングルの会」やAKIHIKOゼミを主宰。近年は看護・医療、生命を考える自主ゼミにも積極的に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。