新ホスピス宣言―スピリチュアルケアをめぐって

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784876722020
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0036

内容説明

病棟化するホスピスはどこへ向かおうとしているのか。ホスピス運動、コミュニティケア、ボランティアの可能性…。切り拓かれるべき未来のために、対話をとおしてホスピスケアの普遍性を提言する。

目次

第1章 ホスピスケアの現在(ソンダースと痛みの治療;ホスピス運動の現状;緩和ケアにおける課題;「死の五段階説」から見えること)
第2章 “ケアタウン小平”構想(コミュニティケアの視点;在宅ホスピスという発想;コミュニティケアの役割;施設・病院を在宅化する)
第3章 スピリチュアルケアをめぐって(スピリチュアルペインの出現;死生観を語れる場所;スピリチュアルデスと感情の解放;認知症の人のスピリチュアルケア)

著者等紹介

山崎章郎[ヤマザキフミオ]
1947年、福島県生まれ。1975年千葉大学医学部卒業、同付属病院第一外科入局。1983年船医として南極海底調査船などに乗船。1984年八日市場市民病院へ。1991年聖ヨハネ会桜町病院へ。2005年ケアタウン小平クリニック開設。NPO法人コミュニティケアリンク東京理事長。また、日本ホスピス・緩和ケア協会会長、日本死の臨床研究会事務局長などを務める

米沢慧[ヨネザワケイ]
1942年、島根県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。批評家。少子高齢社会の家族像を模索する「ファミリー・トライアングルの会」やAKIHIKOゼミを主宰。近年は看護・医療、生命を考える自主ゼミにも積極的に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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regacian

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ホスピスは末期患者のものというイメージが強い。しかし、ホスピスで行うケアの本質は末期患者に限らない。緩和ケアなどの身体的苦痛の除去は末期でない病人にも活用できる。ホスピスの理念ともいえるソンダース氏の言葉「not doing, but being」で表される患者に寄り添い傾聴する姿勢は、高齢者や様々な苦悩を抱える人に接する際にも重要だろう。その観点から介護などの福祉と医療をより連携させようとする、ケアタウン小平のような取り組みは非常に面白く感じた。2021/08/04

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