学校が自由になる日

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784876721047
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0036

内容説明

「理不尽さ」に覆われた学校システムと、学校共同体主義者による見えざる内面支配を解除し、自由な学校・自由な社会を実現するためのプログラムを大胆に提言する。「リベラリズム教育論」の決定版。

目次

学校の何が問題なのか(二つの尊厳観;日本的メンタリティの構造 ほか)
少年犯罪と新少年法(「コンクリート詰め殺人事件」の取材から;「犯罪の底」が抜けた ほか)
学校の閉鎖性―なぜ学校は閉じるのか(事件の経過;口を閉ざす二つの理由 ほか)
学校リベラリスト宣言(中間集団全体主義;いじめ問題 ほか)
自由な学校、自由な社会の設計(リベラリズムの射程―「学校リベラリスト宣言」を読んで;共生の原理を探る ほか)

著者等紹介

宮台真司[ミヤダイシンジ]
1959年、宮城県生まれ。社会学者。東京都立大学助教授

藤井誠二[フジイセイジ]
1965年、愛知県生まれ。ノンフィクションライター

内藤朝雄[ナイトウアサオ]
1962年、東京都生まれ。社会学者。明治大学専任講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

6
特に徹底した、リベラリズムに基づく教育マニフェストの一つだろう。旧来の右と左的な教育論理を排して、郊外の増大など社会的変化も見越して、学校や教育制度の根本的改革案を掲げている。少年犯罪凶悪化論とそれに結び付いた少年法議論も批判していて、一連のテーマに興味がある人は必読。宮台真司が社会背景を分析し、藤井誠二がそれに合わせて学校にまつわる具体的事件や風景を語り、対案を示し、後半にリベラリズム教育原論とも言える部分を内藤朝雄が提示し、中間集団全体主義を批判、教育チケットなど改革のアイデアを示している2012/07/21

tooka

1
「帰属する対象を学校という共同体だけにしない」「学校的なるもの――主に学力――だけを物差しとしない」社会をリベラリズムによる観点から論じる。2009/04/19

tk

0
憲法とは市民から統治権力への命令で、この命令に基づき、統治権力が侵害してはいけない市民の自由を権利と呼ぶわけです。言い換えれば、権利の侵害(の放置)は統治権力の違法行為です。298頁2012/08/09

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