出版社内容情報
寝たきりや重い障害をもつ老人を、家族だけで介護するのは経済的・心理的負担が重すぎる。この老人問題は社会的に解決すべきとして、渾身の力で往診活動を行い、行政を動かし、地域医療の基礎を整備してきた。社会派医師の限りなく福祉に近い医療活動の心温まる話。
内容説明
長野県武石村には「過剰医療」を排し、“老い”を在宅で支えるための革新的な試みがあった。ここから、超高齢社会における新しい“死生観”が見えてくる。
目次
1 在宅介護はいま
2 高齢社会の健康論
3 いのちが輝く時
4 村で生きる老人たち
5 国は老人を救えるか
6 高齢者介護へのアドバイス