出版社内容情報
我々は医療を科学的で有効なものと思いがちだが、長期にわたって地域医療を展開してきた著者は、高齢による障害に医療は無力で、害であると説く。発効した介護保険制度をも社会保障の後退であるとして舌鋒鋭く断罪する。『たかね先生の在宅介護論』の姉妹編。
内容説明
人々の生活に分け入って地域医療を推進してきた医師が、高齢社会にとって真に役立つ医療と福祉・介護の連携を模索する。
目次
1 介護時代の医療
2 何のための介護保険か
3 老いと死生観
4 加速する医学への幻想
5 医療と介護の連携