出版社内容情報
この「私」とは、「意識を帯びた物質」なのか「物質を帯びた意識」なのか──松岡正剛が初めて書き下ろす生命論。量子的「無」のゆらぎから金子みすずや賢治の詩的宇宙へワープする佐治晴夫。全6回の講義と対話は、聖書、般若心経、哲学、絵画、音楽、数学、物理、宇宙、言語、脳、生命へとジャンルを超えて深まってゆく。
まえがき 佐治晴夫 1
第一章 夢の呼吸 9
【対談】トワイライトの誘惑
第二章 青の記憶
【対談】月夜の虹
第三章 時の芳香
【講義】小さきものの消息 松岡正剛
【講義】生と死の共存 佐治晴夫
【対談】「実在」と「非実在」の間に
第四章 空の破片
@【講義】宇宙の由来と将来 佐治晴夫
【講義】生命の由来と将来 松岡正剛
【対談】心と宇宙のミラーリング
第五章 種の郷愁
【講義】生命から意識へ 松岡正剛
【講義】宇宙から意識へ 佐治晴夫
【対談】香ばしい失望
第二章 月の遊技
【対談】二十世紀の忘れもの
あとがき 松岡正剛
二十世紀が受信し忘れた量子力学や相対性理論の美しい物語を、宇宙物理学者と森羅万象の編集工学者が詩的言語で読み解く「ナイーブ・フィジックス」への道標。宇宙・生命・意識を貫く対話によるアート。
宇宙物理学者と編集工学の提唱者が、それぞれ講義し、対談した。量子力学や相対性理論、分子生物学、脳科学など様々な科学的観点と、文学、美術、音楽、哲学などの『知』を重ねながら、宇宙や生命、意識について考える。21世紀への宿題がここにある=日本経済新聞評。
内容説明
二十世紀が受信し忘れた量子力学の美しい物語を宇宙物理学者と編集工学者が詩的言語で読み解く『ナイーブ・フィジックス』への道標。
目次
第1章 夢の呼吸
第2章 青の記憶
第3章 時の芳香
第4章 空の破片
第5章 種の郷愁
第6章 月の遊技