いま、生と死を考える―豊かないのちを育む地域

いま、生と死を考える―豊かないのちを育む地域

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 46判/ページ数 215p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784876635726
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C1036

内容説明

“いま”を生きる私たちにとっての重要なテーマ、出生前診断、遺伝子解析、高齢社会、安楽死etc.…。“いのち”について、多角的にアプローチする。

目次

科学技術・情報化時代における生と死の倫理
生まれようとする命を選別しないで―ダウン症の息子との生活から見えてきた大切なもの
死に行くものと現代医療
元気な車イス
からだの生と死
強いことによる死―「安楽死」について
デス・エデュケーション―死への準備教育
子どもと死
現代人にとっての生と死―現象学的臨床社会心理学の立場から
死をめぐって―作家たちの思いから
死を待つこころ―良寛の死生観
ターミナルケアと精神医学的援助
死別の哀しみ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

5
3.11にて否が応でもいのちの価値を考えざるを得ない世の中になった。本著は、大学の一連の総合科目をまとめたものである。専門分野からいのちのかけがえのなさを解明しようとしている。圓増治之先生が、待つことの苦手な現代人の精神病理を検討されている(166頁~)。CVSでも待たせないことが至上命題のサービスのためだろう。待つ忍耐は、教育、ひとづくりの場面や、地域づくりでも粘り強さが求められるケースが多い。したがって、いのちを大切にすることで、時間のせわしさも人間の感性が狂った結果かと思えてくる。2013/05/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/801140
  • ご注意事項