内容説明
「いじめ」を苦に自殺まで考える子どもたち…普段、人権と命の尊さを教える教師たちにとって、この現実は、存在の命運にかかわる非常事態である。鹿児島県の公立小中学校の教師たちによる「いじめ」授業プロジェクト報告。
目次
序章 「いじめ」自殺、学校内暴力から、教師自身を問い直す
第1章 知覧中学校は、いま(知覧中学校で「いじめ」を考える―新沢あけみの授業)
第2章 中学生の告発を受けとめる(教師批判を受け止める―新福悦郎の授業;教師の対応を批判する生徒たち―山元研二の授業;生徒自身の体験を解き開く―川野恭司の授業)
第3章 小学生に教師の義務を教える(いじめにあったら、どうする―上猶覚の授業;ムカつく、キレる子どもたちと「いじめ」―内山義朗の授業)
終章 「いじめ」授業プロジェクトの課題