内容説明
国際合同結婚式とは何か?その知られざる実態は?インチキ難民募金・霊感商法などで集めた膨大な資金を背景に自民党にすり寄る統一教会とは?芸能ゴシップではすまされない“宗産複合体”の本質を明らかにする。統一教会のベールを剥ぐ最新レポート。
目次
序 統一教会は何を狙っているか―桜田淳子・山崎浩子騒動の真相
1 統一教会に何が起こっているか―国際合同結婚式の背景
2 統一教会の知られざる素顔
3 統一教会元信者の手記
4 資料篇
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
更紗蝦
26
出版は1992年。あとがきによると「8月25日に韓国・ソウルで行われる国際合同結婚式に間に合わせるべく緊急に企画され」て出版された本とのことですが、統一教会の実態を理解する資料としてのクオリティはもちろんのこと、簡潔明瞭な文章からも、著者の有田芳生氏のジャーナリストとしての優秀さが表れています。「統一教会とは何か──それは宗教という仮面をかぶった経済=政治複合組織である」(16~17p)という、そのものズバリの指摘が、当時のテレビ報道からすっぽり抜け落ちていたことが、今となってはあまりに口惜しいです。2022/10/10
そーすけ
6
1992年、合同結婚式に合わせて緊急出版。ここから、「失われた30年」が経過し、今回の事件に繋がる。統一教会について、しっかりと学んでいく予定。それにしても、教団に騙され青春を奪われた元信者の手記が痛ましい。2022/07/18
Akio Kudo
3
★★★★★ さりげなく新井将敬などの政治家が統一教会の秘書がいた事をバラしている。この本が92年に出版されたことを考えると過小評価されすぎてる2022/09/06
浅野月
3
反吐が出そうな気持ち悪さを耐えて読了。 これを知りながら関係を続けた自民党関係者、正気? きっつ。2022/07/28