内容説明
セクシャル・ハラスメントを受ける側の状況への鋭い洞祭が「性差別」としてのセクシャル・ハラスメントを解明し、男性と女性の間にある「不平等」という根本的な問題を見据えた経済的・社会的・政治的な問題に対する深く広い考察が、私たちが実際に生きる「現実」と「法」を結びつける多くの示唆と希望を与える。世界のセクシャル・ハラスメントに対する闘いの理論を支えてきたベストセラー、待望の完訳。
目次
1章 はじめに
2章 女性の仕事
3章 セクシャル・ハラスメント―その経験
4章 セクシャルハラスメントをめぐる諸判例
5章 法律に関連した議論
6章 性差別としてのセクシャル・ハラスメント
7章 結論
補論A 性差別の法理への二つの考え方の適用
補論B 要約