内容説明
かの作家たちは「食」をいかに描いたか?36品の佳味あふれる饗宴。
目次
新秋名菓―季節のリズム(尾崎翠)
中年男のシックな自炊生活とは(開高健)
グリモの午餐会(澁澤龍彦)
神戸(古川緑波)
花の雪散る里(倉橋由美子)
握り飯(隆慶一郎)
薬菜飯店(筒井康隆)
人間臨終図巻―円谷幸吉(山田風太郎)
男の最良の友、モーガスに乾杯!(C・Wニコル)
初音の鼓―『吉野葛』より(谷崎潤一郎)〔ほか〕
著者等紹介
津原泰水[ツハラヤスミ]
1964年広島市に生まれる。青山学院大学卒業。少女少説作家“津原やすみ”としての活動を経て、97年に現名義で『妖都』を発表、あらゆるジャンルを横断する作家として、本格的活動を始める。2014年、短編集『11』(Twitter文学賞)所収の「五色の舟」が近藤ようこによって漫画化され、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞。古典芸能、書画、工芸、音楽に造詣が深く、幅広い知識を駆使した作品、多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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