内容説明
理論と実践が見事に融合した石川メソッドによる書道入門シリーズ第3冊目。本書は、古典(手本)による真の臨書とはいかなるものか、原点に立ち返って、その疑問に答えるとともに、書体別に厳選した手本34点を通して臨書の実際を学んでいきます。
目次
第1部 臨書の理論(臨書とは何か?―「書きぶり」を読み再現するということ;臨書の四つの意義;現在の臨書の問題点1―「形臨・意臨・背臨」論の功罪;現在の臨書の問題点2―「創作のための臨書論」の誤り;現在の臨書の問題点3―今こそ臨書の復権を! ほか)
第2部 臨書の実際(楷書;行書;草書;隷書;篆書 ほか)
著者等紹介
石川九楊[イシカワキュウヨウ]
1945年、福井県に生まれる。京都大学法学部卒業。書家・京都精華大学教授。著書に『書の終焉』(同朋舎出版、サントリー学芸賞受賞)、『近代書史』(名古屋大学出版会、大佛次郎賞受賞)、『日本書史』(名古屋大学出版会、毎日出版文化賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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