内容説明
「自治体基本条例」や「まちづくり基本条例」の制定の取組(運動)の全国的な動向と主要事例を概括しながら、現時点での到達点とも言える上越市の事例を具体的に取り上げることによって、自治の現場から自治体憲法創出の地平と課題を明らかにし、更なる市民自治の深化(進化)と拡充、引いては地方分権改革の進展に寄与しようとするものである。
目次
1 全国の自治基本条例制定の動向(制定の時代背景と内生条件;条例の対象と実際 ほか)
2 上越市における自治基本条例の制定課程(制定表明から14市町村の合併まで;新市における市民会議の設置と検討 ほか)
3 上越市における前史=先行制度導入の取組(先行制度の実際;政策法務実践の10数年 ほか)
4 上越市自治基本条例の理念と特徴(全体構成としての特徴;自治体の存立基盤を明記 ほか)
5 市民自治のさらなる深化と拡充に向けて(自治基本条例を自治体憲法へ;憲法を初めとした法制度の改正を ほか)
著者等紹介
石平春彦[イシダイラハルヒコ]
上越市議会議員。1954年生まれ。人権擁護のボランティア活動に長年従事。上越市議会議員6期目(議長2期歴任)。自治体学会/日本自治学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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