出版社内容情報
本書は「明日もまた今日のごとく」と「水俣誌々」という2部からなる。お嬢さんである星子さんの障がいと、水俣。2つに共通するのは、「わからなさへの定位」ということだろう。 人間について思索し、つねに問うということを実践してきた著者の初期の作品「明日もまた今日のごとく」(どうぶつ社)に、新たに2編を加えて「新・明日もまた今日のごとくとして」刊行
Part1
明日もまた今日のごとく
かけがえのない子だと実感するとき.
教育とか福祉について考える
障害観のパラダイム・チェンジ
Part2
水俣誌々
意図して忘れようとする動きに抗して
再考、水俣病
湯堂という漁村の生活
湯堂という漁村の運命
水俣で自らに問う
甘夏みかん、一
甘夏みかん、二
緒方正人の思想と行動
『縮別版水俣―患者とともに』に思う
HIROSHIMA・NAGASAKI・MINAMATA 向こう側とこちら側 〈水俣学〉を、どのように、どう続けるか・ 御所浦という島の場合 ・苦しみのなかに漂うもの・ 水俣と海
最首 悟[サイシュ サトル]
著・文・その他
目次
1 明日もまた今日のごとく(かけがえのない子だと実感するとき;教育とか福祉について考える;家族がしあわせを感じる瞬間;障害観のパラダイム・チェンジ)
2 水俣誌々(意図して忘れようとする動きに抗して;再考、水俣病;湯堂という漁村の生活;湯堂という漁村の運命;水俣で自らに問う ほか)
著者等紹介
最首悟[サイシュサトル]
1936年、福島県生まれ。千葉県にて育つ。東京大学理学系大学院博士課程中退。東京大学教養部助手をへて、予備校講師・和光大学教授を歴任、現在和光大学名誉教授。第一次不知火海総合学術調査団に参加、第二次調査団団長。「障害児を普通学級へ・全国連絡会」世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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