出版社内容情報
有名な L. オイラーの『無限解析序説』(Introductio in analysin infinitorum)が本書でもってラテン語の原書からついに完訳。前巻『オイラーの無限解析』(本体5000円)に続き、純粋な数学的思考を全面に押し立てて論じきったこの原典のユニークな構想は、数学と教育の世界に大きな影響をあたえるであろう。◆ラプラスが「オイラーを読め、オイラーを読め、オイラーはわれわれ全ての師だ!」と述べたように、数学を学ぶ上でまたとないテキストである。
第1章・曲線に関する一般的な事柄 第2章・座標の取り替え 第3章・代数曲線を目に区分けすること 第4章・各々の目の線を区分けすること 第5章・第二目の線 第6章・第二目の線をいくつかの種に区分けすること 第7章・無限遠に伸びていく分枝の研究 第8章・漸近線 第9章・第三目の線をいくつかの種に区分けすること 第10章・第三目の線の著しい諸性質 第11章・第四目の線 第12章・曲線の形の研究 第13章・曲線の諸性質 第14章・曲線の曲率 第15章・一本またはより多くのダイアメータをもつ曲線 第16章・向軸船の,与えられた諸性質に基づいて曲線を見つけること 第17章・他の諸性質に基づいて曲線を見つけること 第18章・曲線の相似性と近親性 第19章・曲線の交叉 第20章・方程式の構成 第21章・超越的な曲線 第22章・円に関連するいくつかの問題の解決 附録・曲面の理論
目次
曲線に関する一般的な事柄
座標の取り替え
代数曲線を目に区分けすること
各々の目の線を区分すること
第二目の線
第二目の線をいくつかの種に区分けすること
無限遠に伸びていく分枝の研究
漸近線
第三目の線をいくつかの種に区分けすること
第三目の線の著しい諸性質〔ほか〕
著者等紹介
オイラー,レオンハルト[オイラー,レオンハルト][Eulero,Leonhardo]
1707‐1783。スイスのバーゼルに生れ、バーゼル大学の数学者ヨハン・ベルヌーイの手ほどきを受けて数学を学んだ。無限小解析への関数概念の導入、楕円積分論、オイラー積分論、変分法、流体力学、代数学、フェルマを継承した不定方程式論、平方剰余相互法則の発見、位相幾何学のオイラーの多面体定理等々、オイラーが近代数学史に遺した事蹟は数学のあらゆる領域にわたっている。18世紀を代表する数学者である
高瀬正仁[タカセマサヒト]
数学者・数学史家。専攻は多変数関数論と近代数学史。昭和26年1月23日、群馬県勢多郡東村に生れる。文芸誌「カンナ」元同人、「五人」元同人、「平成十年代」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ayumi Katayama