黒いユーモア (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 617p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784875170648
  • NDC分類 918.6
  • Cコード C0393

内容説明

黒いユーモアとは、喜劇なのか、悲劇なのか。陽気でエロティック、陰鬱で残虐、そのはざまに浮かびあがる諧謔のドラマたち。再評価高い内田百〓、尾崎翠をはじめ、井伏鱒二、織田作之助、野坂昭如らの、おかしくて、やがて哀しい17の物語。

著者等紹介

花田清輝[ハナダキヨテル]
1909~74年。福岡県に生まれる。同人誌『世代』に評論をかく。昭和15年、中野秀人、岡本潤らと文化再出発の会を結成、機関誌『文化組織』によって、戦時下の知識人の抵抗をこころみる。16年、第一評論集『自明の理』がある。戦後は『復興期の精神』など独自の先駆的評論によって多くの支持者をあつめ、『新日本文学』の名編集長として活躍したこともある。以後は異色の戯曲、小説をぞくぞくと発表、読書人を魅了、眩惑した。好んでさまざまな紛議の中に自らを投じつつ、自己を確立していった、きわめて異色の大才であった
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感想・レビュー

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うえうえ

7
さすがに全部は読めなかったけど、凄腕たちが揃っている短編集。字がギッシリと詰まっていてそれがまた良い感じ。安部公房『棒』の文章のかっこよさ。織田作之助『世相』の阿部定のところだけ拾い読みしたけどそれだけでも充分楽しめる。日本にはこんなにすごい作家がいるのだな。2018/12/25

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