内容説明
警察予備隊発足から60年、核武装を主張し、空自イラク派遣の違憲判決に「そんなの関係ねえ」とうそぶく航空幕僚長が出現、そして、突出する自殺者数・暴行事件・脱走…。いま、自衛隊の中で何が起きているのか―。
目次
第1部 暴力の闇(ある特殊部隊員の死―“聖地”江田島から;虐待される女性自衛官;営内班暴行事件;空自暴行失明事件;空自シカト小隊)
第2部 「腐敗」と「愛国」(防衛医科大汚職事件;野外炊具汚職事件;ヒゲの隊長と防衛省の官製選挙疑惑;田母神“将軍”の燃料垂れ流し出張;田母神空幕長のトンデモ講話事件;元日本軍兵士が語る軍隊生活と戦場体験)
著者等紹介
三宅勝久[ミヤケカツヒサ]
1965年岡山県生まれ。ジャーナリスト。元『山陽新聞』記者。「債権回収屋“G”―野放しのヤミ金融」で第12回『週刊金曜日』ルポルタージュ大賞優秀賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
20
この本に書かれている内容が事実であり、かつ針小棒大に書かれていないのであるならば、責任感がない集団であり国防はできないと思いますので解体した方がいいと思いました。ただ自衛隊内の一般的話であるかのような記載には疑問を感じます。2023/10/06
ERNESTO
2
私は、勇ましい人たちにいつも問う、「あなた方が前線に行くのか? 行かないのならば、軍事力を良質に保つ為にも、日本軍人の労働環境に関心を持つべきではないのか?」と。 そこに関心を持つ人は護憲派にも少ないが、そこを軍人と共闘すれば、内部からも開かれた軍として反戦の方向へと向かうのではないか? 2013/02/26
まゆこ
0
★★★☆☆2009/10/26
jack
0
「いざとなれば、国民の為、共に運命を捧げる。」 今の隊員に理解されているのか?官僚も、指揮官も、腐った構成員を排除する勇気が必要だ。☆4.5