内容説明
ウラン濃縮工場・低レベル放射性廃棄物施設・高レベル廃棄物施設・使用済み核燃料再処理工場が立ち並ぶ六ヶ所村に、東京から通って5年、移り住んで10年、抵抗し、苦悩しつつ、北の海と大地に生きる人々の姿を記録し続けた女性カメラマン15年の仕事の集大成。
目次
1 海と大地に根ざした暮らし
2 むつ小川原開発の嵐
3 六ヶ所村での核燃反対運動
4 核燃基地の建設と下北「核・軍事」半島
5 青い森の人々
核にねらわれた村に暮らして―私が見た六ヶ所村の十五年
著者等紹介
島田恵[シマダケイ]
1959年、東京・国分寺市に生まれる。大学卒業後、写真雑誌の出版社、スタジオ写真のアシスタントなどを経て、フリーの写真家に。1986年のチェルノブイリ原発事故後、核燃料サイクル基地の建設をめぐって揺れ動く、青森県六ヶ所村を初めて訪れ、衝撃を受ける。以後、何度となく東京と六ヶ所村を往復し、1990年からは、同村に移り住む。六ヶ所村で暮らしながら、村人たちの生活や変貌する風景を写真で記録しつづけている。著書に『いのちと核燃と六ヶ所村』(八月書館)
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