母の遺したもの―沖縄・座間味島「集団自決」の新しい証言

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784874982495
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0021

内容説明

沖縄戦の悲惨の極限「集団自決」の中を生き、「真実」秘めたまま母は他界した。それから10年、いま娘は、母から託された「真実」を、「集団自決」の実相とともに明らかにする。

目次

第1部 母・宮城初枝の手記―「血ぬられた座間味島」(のんびりした離島の四季;暗夜の日本軍上陸、ようやく緊迫感も;初の空襲に募る不安 ほか)
第2部 「集団自決」―惨劇の光景(空サンシンを弾く祖父;「忠魂碑前に集まれ」;半狂乱の父親 ほか)
第3部 海上特攻の秘密基地となって(日本軍の駐留;秘密基地と化した慶良間諸島;兵事主任・宮里盛秀の選択 ほか)
第4部 母・初枝の遺言―生き残ったものの苦悩(母の苦悩のはじまり;「隊長責任」で動き出したメディア;母の告白 ほか)