建築ライブラリー<br> 復元思想の社会史

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復元思想の社会史

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  • サイズ A5判/ページ数 237p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784874609118
  • NDC分類 525.8
  • Cコード C3052

内容説明

あらゆる「復元」は、その時代の要請に従って行われてきた。近世から近代へ、歴史のなかで生み出されつづける「復元」の諸相。変化する社会、歴史観と建築の「復元」の関係を解く。

目次

1 模造と再生(うつし―模造の江戸;茶室の写し;能舞台と由緒―能舞台は移し写される;「模型的」建築;神明造という神話;式年造替―その開始・持続・終焉)
2 復古と復元(王権の復古意識―寝殿造の近世・近代;王朝復古のモニュメント―近代天皇陵のデザイン;平安神宮―模造と復元のはざまで ほか)
3 破壊と継承(江戸城から皇城へ―建築の破壊と継承;もう一つの古社寺保存―観光都市「古都」の成立;解体修理―螺旋状の周期性;宗教建築の破壊と創造―大本教の弾圧をめぐって;近代建築の破却と保存の論理)

著者等紹介

鈴木博之[スズキヒロユキ]
1945年東京都生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。同大学院修了。1974~75年ロンドン大学留学(英国政府給費留学生)。1993年ハーヴァード大学客員教授。現在東京大学大学院教授。受賞:1985年芸術選奨文部大臣新人賞、1990年サントリー学芸賞、1996年日本建築学会賞(論文賞)、2001年建築史学会賞、2005年紫綬褒章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kenitirokikuti

8
江戸城に関するところを拾い読みした。いまも皇居の真ん中、本丸のあったところは更地だが、19世紀半ばに明暦の大火で焼けたあとからそのまま本丸は再建されていないそうである。江戸城で古い部分は堀の石垣や門になるらしい。「富士見櫓」は関東大震災のあと再建されたもの。江戸城/宮城/皇居で最も高層なのはあれ。江戸城、もひとつ馴染みがない。10代まで阪神地方にいたので、姫路城や大阪城に行ったことあるからだろうか。2018/09/08

chang_ume

4
「創られた伝統」論あるいは編者(鈴木博之)のキーワード「読み換え」をベースにした「復元」の政治性が主題の論集。過去を客観的な実在として捉えるのではなく、「当初至上主義」(清水重敦)といったラディカルな視点を導入しながら、復元という行為を脱構築していく。とりわけ「神明造」「式年遷宮」「京都御所」「平安神宮」など、〈古代〉に対する近代の読み換えをいかに見ていくか。カルチュラル・スタディーズの典型としても読める内容です。本書を読んだ後、過去に対して本質主義的にナイーブな態度ではいられません。良書。2018/06/24

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