内容説明
A・レーモンドはライトと共に来日、日本の伝統的建築の中にこそモダニズムがあると見抜き、日本に居て建築作品を多く残した。戦前は、日本におけるモダニズム建築の追求をし、その下で前川国男、吉村順三など多くの建築家が育った。戦後は、モダニズムを越える脱近代への展開を図り、地域性と環境とを合体した自然への傾倒をレーモンド・スタイルとして完成させ、真の「日本の住宅」を目指した。
目次
戦後篇(アントニン・レーモンドとは;レーモンド・スタイルの住宅;住宅の表現;住宅設計の過程 ほか)
戦前篇(ライト調をのがれて;デ・ステイルに始まるモダニズム;軽井沢式住宅とは;コンクリートの打放し ほか)
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- 和書
- 阪田寛夫詩集 ハルキ文庫