日本語教師のためのTIPS77
ICTの活用

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 301p
  • 商品コード 9784874245644
  • NDC分類 810.7
  • Cコード C3081

出版社内容情報

すぐに教室で応用できるTIPSシリーズの第二巻。「PowerPointで絵カードを作ろう」、「デジカメで作文添削をしよう」等、身近なデジタル機器を使って、バラエティ豊かな授業にするためのヒントが満載。

「日本語教師のためのTIPS 77」シリーズは、日本語教育に関わる方々が、日本語教育のいろいろな分野の知識を整理したり、アイデアを得たりするリソースとなることをめざしています。自分の教室にすぐに応用できる知識・アイデアを提供する本シリーズは、多様な読者の方々に対応できる内容となっています。たとえば、日本語教育に長年携わっている方々にとっては、ご自分の知識を整理、確認するのに使えるでしょう。一方で、日本語教育にこれから携わる方々や、経験が少ない方々にとっては、新しい知識や明日のクラスのアイデアを得るための情報源となるでしょう。大学や教師養成機関では、副読本や参考書として使用できます。また、日本語教育関係者のみならず、英語教育・国語教育といった「ことばの教育」の関係者にとっても役立つ内容が、豊富に含まれています。
本シリーズには、以下のような特徴があります。
・ 専門知識がなくても内容が分かるように、専門用語を避け、やさしく説明しつつ、重要な点が分かるように書かれている。
・ 教室での実際の教育活動にすぐに役立つように、実践的、応用的な側面を強調している。
・ それぞれのTIPSの説明は短めで、素早く読める。
・ 必要に応じて、図・グラフ・表・フローチャートなどを入れ、内容を分かりやすくしている。
・ TIPSは、教育活動にすぐ応用が利く77本を厳選している。
・ 執筆者は、各分野の第一線の実践者・研究者である。
本シリーズの各書が提供するTIPSは、「知っておいてほしい」「知っておくと得をする」「知っておかなければならない」などの情報が満載です。本シリーズを通じて、日本語教育という分野の奥深さと幅広さを実感してくだされば幸いに存じます。
(シリーズ刊行にあたって より)

シリーズ刊行にあたって
はじめに
お読みいただく前に

目次
Chapter 1 ICTの基本について学ぶためのTIPS
1 パソコンの仕組みについて学ぼう
2 ICT用語を覚えよう
3 ICT授業に必要な機器を準備しよう
4 プロジェクターについて知ろう
5 便利なデジタルグッズを揃えてみよう
6 データを安全に保存しよう
7 便利なキーボードショートカットを覚えよう

Chapter 2 授業の準備と教材作成のためのTIPS
8 Wordで教材を作ろう1
9 Wordで教材を作ろう2
10 Wordで教材を作ろう3
11 PowerPointの使い方を学ぼう1
12 PowerPointの使い方を学ぼう2
13 PowerPointのアニメーション機能について学ぼう
14 PowerPointのアニメーション機能を活用しよう1
15 PowerPointのアニメーション機能を活用しよう2
16 PowerPointで絵カードを作ろう
17 PowerPointのスライド作成のポイントについて学ぼう
18 PowerPointファイルの印刷を工夫しよう
19 Excelでイラストを作ろう
20 スクリーンショットで教材作成の時間を短縮しよう
21 デジタル画像を自由自在に切り取ろう
22 ファイルサイズの大きい写真を圧縮しよう
23 音声ファイルを編集しよう

Chapter 3 授業中にICTを活用するためのTIPS
24 パソコンを使った授業では事前準備をしっかりしておこう
25 ホワイトボードとPowerPointのハイブリッド型授業を見てみよう
26 PowerPointでテンポよく授業を進めよう
27 Wordで板書をしてみよう
28 板書を撮影して授業の振り返りに活用しよう
29 デジタルカメラで作文添削をしよう
30 デジタルカメラで学習者の発表を記録しよう
31 授業に動画を取り入れよう
32 会話練習に動画を取り入れよう
33 ICレコーダーを授業で活用しよう
34 スマートフォンを活用して発音練習をしよう
35 Wordのコメント機能を使って学習者の作文を添削しよう
36 ICTを活用して作文の自己チェックを支援しよう
37 ICTを活用して学習者の読解活動を支援しよう
38 ICTを活用して読解教材を作ろう
39 Webで漢字の書き順、派生を調べよう
40 携帯電話のカメラ機能を授業で活用しよう
41 クラウドで教材を共有しよう
42 データが入ったDVDを作ろう

Chapter 4 情報検索と情報整理のためのTIPS
43 Google検索を使いこなそう
44 教材に使える写真をWebで探そう
45 教材に使えるイラストをWebで探そう
46 教材ファイルをポートフォリオ化しよう
47 パソコン内のファイルを素早く見つけよう
48 ファイルにタグを付けて検索しやすくしよう
49 書籍をデジタル化しよう
50 複数のパソコンでデータを同じ状態に保とう
51 複数のパソコンでメールデータを同じ状態に保とう
52 サイズの大きいファイルの受け渡しをWebで行おう
53 よく使う単語や文章は単語登録をしておこう
54 重要なWebサイトはPDFファイルで保存しよう
55 Webサイトの過去の情報を探してみよう
56 デジタル機器の説明書はPDFファイルで保存しよう

Chapter 5 日本語教育で使える便利なフリーソフト
57 Webでフリーソフトを探してみよう
58 PDFファイルを作ろう
59 なぞり書き練習シートを作ろう
60 成績集計作業を効率よく行おう
61 漢字の練習問題を作ろう
62 学習者のふるさとを訪ねてみよう

Chapter 6 パソコントラブルを解決するためのTIPS
63 読み方がわからない漢字を入力してみよう
64 間違って削除してしまったファイルを復元しよう
65 プロジェクターのトラブルを解決しよう
66 パソコンのシステムをバックアップしよう
67 パソコンの掃除をしよう 基礎編
68 パソコンの掃除をしよう 応用編
69 パソコンの不具合を修復しよう
70 コンピューターウイルスの対策をしっかりと行おう
71 デジタルに強くなろう

Chapter 7 ICTの可能性について考えるためのTIPS
72 日本語教師のための便利なWebサイトを見てみよう
73 iPad & iPodが持つ可能性について考えてみよう
74 日本語学習で使えるアプリの数々を見てみよう
75 SNSを授業に取り入れてみよう
76 ICTが持つ教育効果について考えてみよう
77 ICT授業で活用すべきかどうかの判断基準について考えてみよう

【著者紹介】
佐賀大学専任講師。1975年北海道函館市生まれ。ロンドン大学教育研究所より修士号(MA in Modern Foreign Languages)取得。ロンドン大学東洋アフリカ学院ランゲージセンター、北海道大学留学生センター、北海学園大学日本語教員養成課程の非常勤講師を経て、2009年より現職。専門は、教師教育論。研究・教育テーマは、「教師のビリーフ変容過程の検証」と「日本人学生と留学生の協働学習の支援」の2つ。研究・教育の傍ら、日本語教師のICTリテラシー向上を目指した体験型ワークショップを国内外で積極的に開催している。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

dobrydenkrtek

0
2012年の本だったので少し古いところもあるが、特定の専門業務に特化した様々なTIPSは、似たようなことしか書かれていない汎用的なICT入門書と比べると、大いに参考になるところが大きかった。この種の本は90%が既知でも10%のヘェ〜があれば元が取れたと言える。2016/09/16

ena

0
研究に関係があったので読んでみた。 ごく基本的なことから書いてあり、パソコン苦手な人でも、こんなことできるんだ!ってわかるかも。私は、知ってるところはざっと流し読み。 一章一章がコンパクトにまとまっており、最後にまとめもついているのでわかりやすい。 2年前に出版されたようだが、ICTの進化は速い…。 知り合いに山田先生の授業を受けた人がおり、その知り合いもその周りからも先生の授業はかなりの評判とのこと。それは学生とちゃんと向き合って、楽しくでも中身のある授業をされているのだなと、この本から伝わってきた。 2014/09/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5321792
  • ご注意事項