内容説明
本書は、「なぜことばは変化するのか」という言語学の基本的な課題に取り組んだものである。社会の変化に敏感な言語変化、その言語変化自身の流れは一様であるとすることの是非を問い、英語の規範が日本語についても適用可能か否かという問いにも迫っている。
目次
第1章 緒論
第2章 モダリティ論、及び関与する学史
第3章 モダリティは多義か単義か
第4章 日英語モダリティの文法化とSubjectification
第5章 主体化と「自己」・「場」の捉え方
第6章 現代語のモダリティ試論
第7章 結論
著者等紹介
黒滝真理子[クロタキマリコ]
旧姓・小寺。1963年京都市生まれ。1991年日本大学大学院文学研究科博士後期課程を経て、1997年ジョージタウン大学言語学部大学院英語教授法修士課程に入学。2003年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程単位取得退学し、翌年お茶の水女子大学より博士(人文科学)の学位を取得。日本大学法学部専任講師。研究分野は、英語学、応用言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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