内容説明
1985年くろしお出版から発行の『日英比較話しことばの文法』の続編。日本語と英語の話しことばを、構造面にかぎらず運用面からも考察しようという試み。85年に今後の課題として残した問題を、まとめた。ディスコースを中心とした見方をとったこと、小規模ではあるが数量的な分析を加えたことが特徴である。
目次
序章 文とディスコース
第1章 主語とディスコース
第2章 補助動詞から見た日英の対照
第3章 条件表現に関する比較
第4章 接続表現に関する比較
第5章 ディスコースから見た発想の日英比較
著者等紹介
水谷信子[ミズタニノブコ]
1929年東京生まれ。(旧姓須藤)。東京女高師文科を経て、1952年、旧制東大英文科卒。ミシガン大学大学院留学。1953年から英語国民に対する日本語教育に従事。1970-75年、文化放送ラジオ講座「百万人の英語」講師。お茶の水女子大学文教育学部教授を経て、現在、明海大学外国語学部教授。1997-2001年、放送大学「日本語教育概論」担当。著書に『ファミリー米会話』(ジャパンタイムズ)、『心をつかむ英会話』(同)、『英語の生態』(同)、『日英比較話しことばの文法』(くろしお出版)、『日本語教育概論』(放送大学教育振興会)、『心を伝える日本語講座』(研究社)など多数
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