内容説明
1992年にアフリカの砂漠の地で、マラリア薬禍により失明状態になった著者の18年に及ぶ軌跡を辿る。
目次
1部 環境失明とその社会背景をめぐる福音的省察(環境失明とその社会背景;環境失明に対する福音的基礎;環境失明の超克と展開 ほか)
2部 寄稿・講演(絶望の淵より;マラリア薬禍と薬務行政の不備;窮食をめぐるヒューマニティと寛容 ほか)
3部 聖書メッセージ(砂漠を水の源とし;聖なる方に出会うところ;伴走者イエス・キリスト ほか)
著者等紹介
武岡洋治[タケオカヨウジ]
1937年生まれ。名古屋大学大学院農学研究科博士後期課程修了。同大在職中、米ミシガン大、ボリビア・サンフランシスコ・ハビエル大に派遣される。スーダンにおける農業開発と砂漠化・飢餓の現地調査に際し、日本の公的医療機関で受けたマラリア治療薬ファンシダールの予防用処方により、スティーブンス・ジョンソン症候群の重度視覚障害を負う。定年後、同志社大学大学院神学研究科博士前期課程修了。日本基督教団安城教会担任教師を歴任。視力をなくしたスーダンの子らと交流を続けて今日に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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