目次
第1部 優生学を支えた科学の潮流(社会ダーウィニズムとは何だったのか―十九世紀後半におけるフランスの事例;米国優生学の開拓者ダヴェンポートと遺伝学;人種主義に利用される科学―米国における優生学)
第2部 優生学の時代とその社会(優生学時代の女性;ナチズムにおける人間改良計画―「レーベンスボルン」(生命の泉)を中心に
スウェーデンにおける福祉国家建設と優生政策
近代日本の衛生思想成立過程における優生思想)
第3部 優生学の時代を越えて(優生の論理と安全の論理;精神医学と生命倫理―ナチス精神医学と優生政策の反省;出生前診断・着床前診断と生命倫理―リスクの視点から考える倫理的な問題;診療と研究の境―臨床試験の倫理)
著者等紹介
山崎喜代子[ヤマザキキヨコ]
西南学院大学人間科学部教授。生物学(動物発生)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。