内容説明
フェアトレードとは、途上国の生産者を対等なパートナーとし、適正な価格で継続的に取り引きをしてフェア(公平)なトレード(貿易)を目指す取り組み。経済的な自立を支援することで貧困問題の解決や、文化や伝統、そして環境を守ることもできる国際貿易として注目されている。
目次
第1章 暮らしは、世界とどうつながっているのか?
第2章 1人1人の力が世界を変える
第3章 フェアトレードQ&A
第4章 フェアトレードへの取り組み
第5章 日本のフェアトレード活動
第6章 世界のフェアトレード活動
第7章 顔の見える「買う」が世界を変える
著者等紹介
長尾弥生[ナガオヤヨイ]
中学時代をフランスで過ごし、上智大学卒業後、化粧品メーカーで営業、広報を担当。退職後、1998年から7年間インドネシア・バリ島に暮らす。バリ島在住時より、JAL機内誌『スカイワード』や『婦人公論』『ダカーポ』『マキア』など、各誌にバリ島の文化・生活・観光について執筆。帰国後は国際協力NGOに勤務しながら、フリーライターとして社会貢献マガジン『パワーボール』などに連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Mijas
34
フェアトレードがなぜ必要なのかについて、世界の貿易の仕組みからわかりやすく解説されている。フェアトレードの歴史、日本での広がりと具体的な取り組みも紹介。大学生、NGOなどフェアトレード活動の現場の取材レポート。エクアドルで森を守るフェアトレードの活動やバングラデシュのバッグを販売する会社など、バイタリティ溢れる女性起業家たちの体験談も興味深かった。フェアトレードが身近な国際交流として楽しい活動だということ、地球環境にも関心を持てることなど、小中学生に読んでほしい。フェアトレード商品のショップも掲載。2017/07/16
はるき
17
少し前の本なのでやや情報が古いかな。親しみやすいのは良いんですが、もっと硬派の方が好み。2021/07/26
クロネコ団
3
ささっと読んだ感想としてはどこのページだか忘れたが確かに一から企業を立ち上げるより大きな企業のCSRや政府とタイアップするほうが近道ではあるが、そうは言ってもこの本に書いてあるフェアトレードの方々は起業家として突出しているのは確実に言える。2012/06/21
福島雄一
1
供給側の理念みたいなのをさっくり掴む手引き程度には、、という感じ。 フェアトレードについてのサステナブルな需要創造研究とかは書籍化してるものあったりするのかな?2015/03/28
Daisuke Inaba
0
フェアトレードとは何か、そして日本ではどのような人達が、どんな思いでフェアトレードを広めているのかが分かる一冊!2012/08/14