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内容説明
少女時代、親に虐待され亡くなった友達を救えなかった過去を背負い児童福祉司となった、一貫田逸子。だが、そんな彼女の前に、次々に突きつけられる児童虐待の厳しすぎる現実…。はたして、彼女の願いが届く日はやってくるのだろうか―！？「児童虐待」の今に迫る渾身の感動ドラマ。
著者等紹介
さかたのり子［サカタノリコ］
東京都出身。マンガ家。多方面で活躍中の人気作家。特にあおば出版刊『美容外科医・山田美人』シリーズでは、雑誌掲載時より、絶大な支持を得る
穂実あゆこ［オミアユコ］
山口県出身。マンガ家。ミステリーから動物マンガまで、幅広く執筆。本格的な原作を手がけるのは『コミック版 生贄の子―児童福祉司・一貫田逸子』が初めて（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れい
5
【図書館】家庭という誰しもが所属する集団内で、何が行われているのか、他者からは分からない。自分の親が、自分の子が、普通だったらいいけれど、普通の範疇から大きく外れてしまっている人であったなら、あなたはどうするだろうか？そういうことを突きつけられる気がする。実際は、もっと時間を要し、もっともどかしく、もっと見えないものだろうなとは思います。2015/08/02
まあちゃん
5
感想は2巻で。2015/04/15
志
5
１１月は児童虐待防止推進月間なので。虐待されている子をその親から離すことは、簡単にはいきません。だからこそ、虐待になる前に、相談できる施設があること、しつけという暴力に効果はなく、むしろ害しかないこと、虐待されている子が近所にもいるかもしれないということを知ってほしいと思います。漫画の内容はリアルでドキドキします。現実はハッピーエンドにはならないこともあると思うと胸が締め付けられます。出版社の関係で発行していないようで残念です。別のシリーズが『まんが王国』で読めます。2014/11/12
圓子
2
主人公の行動が、「おはなし」すぎる気がするけれども。こうやってほんとにみんなが助かるといいよね。2015/09/13
T M
2
熱血児童福祉司の視点で描かれた児童虐待の事例。おそらく現実のケースに近く、取材をしっかりされているな、と思いました。しかし…読後にモヤモヤ感が。この感情を個人的につきつめないといけないのですが、自分が責められているような感覚に近いのです。それは、何故？あまりにも事例がリアルで残酷だから？こんな世界を知りたくなかった？今まで見て見ぬ振りしてた？いずれにしても、重い宿題を課されたようです。良書。2014/11/23
