内容説明
米Yahoo!のパフォーマンス担当責任者が導き出した「高速サイトを実現する14のルール」を実例とともに紹介します。サイトの高速化と聞くと、サーバ負荷分散などバックエンドで実施する大掛かりなパフォーマンスチューニングを思い浮かべますが、じつは待ち時間の80%はフロントエンドの処理に費やされています。ここで紹介する明解なルールに従いさえすれば、この時間を大幅に削減できるのです。本書では、ブラウザとサーバの通信の仕組みからわかりやすく解説し、14のルールに従うことでなぜ高速化できるのかを論理的に解明しています。
目次
フロントエンドのパフォーマンスの重要性
HTTPの概要
ルール1:HTTPリクエストを減らす
ルール2:CDNを使う
ルール3:Expiresヘッダを設定する
ルール4:コンポーネントをgzipする
ルール5:スタイルシートは先頭に置く
ルール6:スクリプトは最後に置く
ルール7:CSS expressionの使用を控える
ルール8:JavaScriptとCSSは外部ファイル化する
ルール9:DNSルックアップを減らす
ルール10:JavaScriptを縮小化する
ルール11:リダイレクトを避ける
ルール12:スクリプトを重複させない
ルール13
ETagの設定を変更する
ルール14:Ajaxをキャッシュ可能にする
米国トップ10サイトの分析
著者等紹介
サウダーズ,スティーブ[サウダーズ,スティーブ][Souders,Steve]
米Yahoo!のパフォーマンス担当責任者。2000年から同社で働き、社内で多くのプラットフォームや製品に取り組んできた。現在の役職に就く前は、My Yahoo!開発チームを指揮していた。パフォーマンス担当責任者として、ウェブサイトを高速化するための技術を開発してきた。また、パフォーマンス解析用のツールを作成し、技術やツールをYahoo!の各プロダクトチームに紹介している。Yahoo!に入社する前は、共同設立したHelix SystemsとCoolSyncの2社を含め、複数の中小のベンチャー企業で働き、また、General Magic、WhoWhere?、Lycosでの勤務の経験もある。1980年代初めには人工知能に熱中し、機械学習に関する研究を行っているいくつかの企業で働いた。バージニア大学でシステム工学を専攻後、スタンフォード大学大学院で経営工学の修士号を取得した。妻と娘3人の家族と暮らしている
武舎広幸[ムシャヒロユキ]
国際基督教大学、山梨大学大学院を経て、東京工業大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。マーリンアームズ株式会社代表取締役。自動翻訳システムなどの言語処理関連ソフトウェアの開発、コンピュータ関連の翻訳および著作、オンライン翻訳講座の運営などを手掛ける。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「未踏ソフトウェア創造事業」に2年連続して選ばれるなど、プログラマーとしての実力も折り紙付き
福地太郎[フクチタロウ]
1967年東京生まれ。ソフトウェア会社にてソフトウェアエンジニアとして勤務。現在はJavaおよびWindowsプラットフォームのウェブ系システムの製品開発、ウェブアプリケーション開発向けのコンポーネントの設計・開発等に従事。そのかたわら、コンピュータ関係の書籍の翻訳にも携わっている
武舎るみ[ムシャルミ]
1980年学習院大文学部英米文学科卒。マーリンアームズ株式会社取締役。心理学およびコンピュータ関連のノンフィクションなどの翻訳、オンライン翻訳講座の運営などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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