内容説明
消費税率引き上げに緊急提言。税制のなにが問題か?社会保障の何が課題か?法人税・所得税・消費税・保険料の負担と分配。ほんとうの一体改革を進めるために必読の書。税制をめぐる日本の現状と課題を海外事例と比較する。
目次
第1章 社会保障の充実と租税・社会保険料(税制における社会保障負担のウエイト上昇;社会保障財源における社会保険料の地位 ほか)
第2章 租税負担と税源配分―減税と直間比率是正の30年(税収確保を怠ってきた減税の30年;国際比較で見た日本の公共部門 ほか)
第3章 転機に立つ所得課税の原理的再検討(福祉国家の「ゆらぎ」と所得課税改革;課税単位の再検討―世帯単位課税から個人単位課税へ ほか)
第4章 グローバル経済下の法人税制―日本の法人税とEUにおける法人税のパラドックス(法人の負担に関する議論と測定方法;日本の法人税収の対GDP比 ほか)
第5章 社会保障改革における消費税(社会保障と税の一体改革;消費税引き上げに際して ほか)