内容説明
クモの糸は透明なので、肉眼では網はよく見えません。ところが白いラッカーを吹き付けると、網の姿がくっきりと浮かび上がります。こうした方法で作り続けた網の標本から、小さな狩人が織りなす網の造形と、そこに秘められた巧みな技を紹介。
目次
クモって、どんな生きもの?
小さな狩人の巧みな技
ふんわりドーム
ふかふかハンモック
クラゲの親子
レースのテーブルクロス
女王の風格
驚異のレコード盤
平凡だけど非凡
円網いろいろ
葉隠れの狩人
ワンポイントがお洒落
武器は飛び道具
水上レストラン
地下レストラン
お手軽一本釣り
ゴミが命!
サインはX
隠れ帯いろいろ
極細糸のトリック
ウズグモたちのヘンな網
破れた網タイツ
葉っぱの天幕
糸が切れても大丈夫
伸びたり縮んだり
アンテナ付きテント
はしごの網
著者等紹介
船曳和代[フナビキカズヨ]
日本蜘蛛学会会員。1943年、兵庫県生まれ。姫路東高校卒業。73年、日本蜘蛛学会に入会してクモの研究を始める。87年頃から、クモの網の美しさに惹かれて、網の標本づくりに着手。採集した網の標本は2000枚に及ぶ
新海明[シンカイアキラ]
日本蜘蛛学会会員。1952年、東京都生まれ。早稲田大学教育学部理学科卒業。東京都の私立中学・高等学校教諭を経て塾講師。兄の新海栄一(クモの生態写真家)の影響を受けて中学生の頃からクモに親しみ、大学卒業後もクモの研究を続ける。専門は、クモの網構造と機能の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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