目次
第1部 消費の博覧(八〇年代の地方博「乱催」とその後;「家庭電化」のディスプレイ―大正から昭和初期における電気の博覧会を中心に;昭和前期と国産洋服博覧会;おいしい「地方」体験―北海道物産展を事例に)
第2部 文化への視線(宗教と博覧の近代史;博覧会とジェンダー・階層―「コンパニオン」を事例として;迷える「アニメ」大国―振興施策としてのアニメ博覧イベント)
第3部 ナショナリティとローカリティ(植民地のスペクタル―初代松旭斎天勝と「朝鮮物産共進会」・「家庭博覧会」(一九一五年)
北海道の地方博覧会―中央と地方の眼差しの交差
戦時博覧会と「聖戦」の綻び)
著者等紹介
福間良明[フクマヨシアキ]
1969年生。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。現在、立命館大学産業社会学部准教授。専攻、メディア史・歴史社会学。主著に『「反戦」のメディア史』(世界思想社、2006年、内川芳美記念マス・コミュニケーション学会賞受賞など)
難波功士[ナンバコウジ]
1961年生。東京大学大学院社会学研究科修士課程修了。博士(社会学)。現在、関西学院大学社会学部教授。専攻、メディア史・広告論・若者文化論
谷本奈穂[タニモトナホ]
1970年生。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。博士(人間科学)。現在、関西大学総合情報学部准教授。専攻、文化社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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