内容説明
「はだしのゲン」は、いかに記憶されてきたのか?メディア史・マンガ研究・社会学・教育学を横断する、画期的な文化研究。
目次
第1章 「原爆マンガ」のメディア史
第2章 マンガ史における『ゲン』のポジション
第3章 物語の欲望に抗して―ポピュラーカルチャーにおける「成長」を中心に
第4章 マンガを「言葉」で読む―計量的分析の試み
第5章 「はだしのゲン」の民俗誌―学校をめぐるマンガ体験の諸相
第6章 「境界」で出会った「他者」―学校にとっての『はだしのゲン』
第7章 読まれえない「体験」・越境できない「記憶」―韓国における『はだしのゲン』の受容をめぐって
第8章 『はだしのゲン』のインパクト―マンガの残酷描写をめぐる表現史的一考察
コラム『はだしのゲン』を読み解く視点―被害と加害のプロブレマティーク
著者等紹介
吉村和真[ヨシムラカズマ]
1971年、福岡県生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。京都精華大学マンガ学部助教授。専攻、思想史、まんが研究
福間良明[フクマヨシアキ]
1969年、熊本県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。香川大学経済学部助教授。専攻、歴史社会学、メディア史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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