出版社内容情報
サン=テグジュペリ［サンテグジュペリ］
著・文・その他
内容説明
航空郵便の黎明期、南米路線を運営するリヴィエールの指揮の下、飛行士たちは己の命を懸け、前人未到の危険な夜間飛行に挑んでいた。事業の確立のため、あえて冷徹に部下と接するリヴィエールだが、ある夜、勇敢な飛行士・ファビアンの機体が遭難してしまう…。自らも飛行士としての経歴をもつ作家・サン＝テグジュペリのベストセラーを漫画化。
著者等紹介
サン＝テグジュペリ［サンテグジュペリ］
１９００～１９４４。フランス出身。作家・飛行機操縦士。名家の長男として生まれ、兵役で航空隊を志願。退役後は民間機の操縦士として勤務する傍ら、作家デビュー。『夜間飛行』等の作品で名声を不動のものとする。第二次世界大戦中、アメリカ亡命後に発表した『星の王子さま』が世界的ロングセラーとなる。偵察機搭乗中に消息を絶つ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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コウメ
49
飛行機（空）にはあまり興味がないけど、空に憧れたバカから始まったって知るとロマンなんだろうな〜。こないだ初めて飛行機乗ったけど( ；´Д｀)ﾋﾔﾋﾔしながら乗ったけどパイロットはどんな気持ちで乗っているんだろう？恐怖心と死神か、どんなんだろう。「だらだらと知識ばかりを蓄えても行動しなければ進歩はない！実践してこそ発見がある。経験が進む方法をつくるのだ！！」 2019/06/13
しき
11
航空郵便黎明期。昼にスピードで勝っても、夜飛ばなければ船に追いつかれる。月明かりが無ければ暗闇になる環境の下、彼らは雷雨や山脈の中へと挑んでいく。「企業の利益追求のために、労働者の命を危険に晒してもよくのか」と記者に訊かれ、支配人は「彼らの仕事は命を懸ける価値のあるものだ。行動しなければ進歩はない。実践してこそ発見がある」と主張する。利潤のためではなく、未来のために、技術の進歩を止めないことが企業の価値なのかと思った。現在の便利な技術は、こうした様々な犠牲や行動の上に成り立っているのだなあ。2015/07/06
またの名
10
労働も経営も苦し過ぎる危険な郵送業務を行わなければならないお仕事モノ漫画版。仕事に対する使命感がブラックなベクトルに強い経営者が、「醜いから」恋愛を躊躇し仕事に打ち込む人生しか選べなかった中年職工、女遊びと石集めという趣味は持つけど部下から憎まれる役目を負う監督、結婚したばかりの夫が命を危険に晒すフライトを命じられ不安で崩れ落ちそうになる妻等を管理しつつ、自らの妥協しない非情な前進を信じ続ける。今に至るまで社会を建設維持するための足場で続くことを止めない同じままの構造が、あえて価値判断を与えずに描かれる。2023/12/15
すぅさん
9
まんがで読破を読破中。100冊目。星の王子様の著者だからワクワクキラキラしているのかなと思ったら全然違った。命をと人生を掛けたものだった。こんな中で「星の王子様」をつくりあげたと思うとまた違った印象を持つ。2021/03/24
アルカリオン
8
KindleUnlimited 「あらすじ紹介」って感じ。登場人物の内面・心理をもう少し丁寧に描いた方がいい気がする。2021/05/20
