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まんがで読破
変身

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  • サイズ 文庫判/ページ数 186p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784872579116
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0193

出版社内容情報



カフカ[カフカ]
著・文・その他

内容説明

ある朝、布地屋のセールスマン・グレーゴルが奇妙な悪夢から目を覚ますと、自分が大きな虫に変身していることに気づく。突如の異変に家族は困惑するが、グレーゴルが変身した謎を明かそうとする者は存在せず、奇妙な日常がただひたすら続いていく。100年以上経た現在でも色あせない、不条理文学の傑作を漫画化。

著者等紹介

カフカ[カフカ]
1883~1924。プラハ(当時のオーストリア=ハンガリー帝国領)出身。ドイツ系ユダヤ人商家の長男。大学卒業後、仕事のかたわら生み出された作品は幻想的で複雑怪奇な世界観。あまりの難解さゆえに「カフカ的」という形容詞さえ生まれた。その他の作品に『城』『審判』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ツン

57
そえだ信さんの「地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険」を読んで、これってカフカの「変身」っぽいと思って、久しぶりに読んでみたけど、全然ちがった(それはそうだ....)。どちらかというと、東野圭吾さんの「手紙」がこれっぽいような。 2021/03/08

コウメ

48
残酷やな〜親父の営業の失敗で必死に働いて、家族を養って、恋人ができてそこまではよかったでも真面目すぎただろうな!ミレナ「私の生きている今このときが誰かの見ている夢だとしても、、私が私であることに変わりはないと思うの、楽しかったことも悲しかったことも私の見てきたこの世界が誰かの夢だとしても、、私はそのすべてが愛しいの、」普通のなにげないごくありふれた日常それがもうすでに奇跡なのです僕はただそれを記録するだけです。フランツ・カフカ。いい!1冊だった(T‐T)奇跡に感謝!!2019/06/13

からかい上手の高木さんそっくりおじさん・寺

37
主人公のグレーゴル・ザムザがある朝突然虫になっていた……というのだけは豆知識で知っていたが、実際これで読んでみると「なんて可哀相な話なのだ」と思わされた。これが単純過ぎる感想であろう事は自分でもわかるが、余りにも気の毒過ぎるではないか(ノ_・。)。泥棒に入られたのをきっかけに家族を背負って働く主人公。自分を犠牲にして働いて、こんな結末…。不条理文学の傑作だそうだが、「不条理」というよりも「理不尽」である。現代の「引きこもり」に置き換えるのはたやすい。しかし物語を真っ直ぐに読むとひたすら気の毒だ。2015/02/24

Kikuyo

21
頑張っても報われないという「絶望」「真っ暗闇」それどころが醜い虫に変身してしまったまま、まともな食事さえ与えられない。この感覚は何なのだろう。何故?どうして?という問いは虚しく空回りしていく。夢が真実で現実が夢なのか。何とも手触り悪い。そこが良いのだろうか…。2019/07/13

桂 渓位

20
不条理さや救われなさに関しては、トップクラスの作品ですが、これを漫画で表現している辺りが素晴らしいです。 これが現代の作品なら、グレーゴルを傲慢で自己中なキャラにしたり、虫になっても家族の繋がりや思いは変わらないと言った、虫酸が走る様なアレンジになってる気がしますね(救いのなさを修正しようとする工夫自体は、嫌いではないですが)。2017/08/26

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