情報力―情報戦を勝ち抜く“知の技法”

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784872578300
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0095

出版社内容情報



佐藤優[サトウマサル]
著・文・その他

鈴木琢磨[スズキタクマ]
著・文・その他

内容説明

日本を代表するインテリジェンスが最も信頼する北朝鮮ウオッチャーと語った「ウソのような本当」と「本当のようなウソ」を見きわめる方法。

目次

第1章 プロが読み解く「日朝情報戦」のカラクリ(交渉の照準を小泉に絞った北朝鮮インテリジェンス;金正日が小泉を「男ではない」と評した理由 ほか)
第2章 公開情報から真実を見つける「情報収集力」(なぜ、複数の情報大国が日本のインテリジェンス力に注目するのか?;二〇〇七年元旦の社説に込められた、見逃せないシグナル ほか)
第3章 相手の真意を的確に見抜く「教養力」(北朝鮮ウオッチャー・鈴木琢磨を生んだ韓国人との出会い;滋賀・近江京にあった日朝関係の源流 ほか)
第4章 膨大な情報を瞬時に捌く「整理力」「勉強力」(『試験にでる英単語』に学ぶ情報の集め方、使い方;正確な情報は、ブームのときには出てこない ほか)

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。イギリス、ロシアにて大使館勤務の後、1995年より外務本省国際情報局で主任分析官として活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑の「国策捜査」で逮捕され、五百十二日間拘留。2005年2月、東京地裁で執行猶予付きの有罪判決を言い渡されて控訴したが、2007年1月、東京高裁で控訴棄却。著書に『国家の罠』(新潮社、毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(新潮社、新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞)など多数

鈴木琢磨[スズキタクマ]
1959年滋賀県大津市生まれ。毎日新聞社夕刊編集部編集委員。大阪外国語大学朝鮮語学科を卒業後、毎日新聞社に入社。いまや絶滅した「探訪記者」の生き残り。硬派から軟派まで朝鮮問題にこだわり、どこへでも足を運ぶ。「サンデー毎日」記者時代から北朝鮮報道を担当。高英姫の偶像化キャンペーンを世界に先駆けてスクープした。TBSテレビ『みのもんたの朝ズバッ!』コメンテーターも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

31
ソ連崩壊は「クレミノロジー」という手法により予測された。文書諜報とか公開情報インテリジェンスと呼ばれるこの手法は、公開情報を元に、隠されている真実をつかんでいく作業だ。2008年に書かれたこの本は、北朝鮮の政権交代をほぼ正確に言い当てている。秘密情報の98%は公開情報の再整理で得られ、公開情報の90%は安全に入手可能。この手法は、恐ろしく地道。語学を勉強し、文書を読み解き真実を炙り出す。憎しみを持つと認識が歪む。高度なインテリジェンスにより、冷静に情況を分析できるようになり、最悪の事態を回避できるのだ。2015/01/13

masabi

16
公開情報から意図を探る文献諜報、オシントのプロであるジャーナリスト鈴木と元外交官佐藤の対談である。北朝鮮とロシア、中東と専門は異なるが、その国の言葉を操り国固有の論理を掴むという共通点から情報に係る姿勢が浮かび上がってくる。筆者の問題意識としては情報のプロに足る語学力をもつ人材が制度上の障害から、あるいは民間の人材を集めきれていないことにある。語学力を先に身に付けなければなるまい。2015/06/07

まいちょろ

2
教養のため。鈴木氏の情報収集、分析力に驚く。2016/07/04

takataka

2
なぜ佐藤優が読まれているのか、ためしに借りてきました。毎日新聞の鈴木琢磨記者との対談です。北朝鮮のスペシャリストとのやり取りを読むと、なるほどと思うところもありますが、まだ分からないかな。2015/01/06

dhaka

2
両氏共に、語学の重要性について触れている。異文化理解は先ずは言語からは確かにその通り。来月、拉致問題に動きがありそうだが、鈴木氏の記事は注目しておきたいと思った。2014/08/26

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