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「仁義なき戦い」調査・取材録集成

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  • サイズ A5判/ページ数 309p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784872339482
  • NDC分類 368.5
  • Cコード C0074

内容説明

「仁義なき戦い」終結宣言!戦後ヤクザ抗争事件史上最大の「広島抗争」はいかにしてダイナミズム溢れるドラマとなったのか?稀代の映画脚本家・笠原和夫の綿密かつ激烈な取材・調査録。

目次

第1章 呉・広島抗争
第2章 呉抗争「仁義なき戦い」
第3章 広島抗争1「仁義なき戦い 広島死闘篇」
第4章 広島抗争2「仁義なき戦い 代理戦争」
第5章 広島抗争3「仁義なき戦い 頂上作戦」
第6章 大西政寛「仁義なき戦い」外伝

著者等紹介

笠原和夫[カサハラカズオ]
昭和2年5月8日、東京生まれ。戦中に新潟県長岡中学を卒業。昭和29年、東映株式会社宣伝部に常勤嘱託として採用。昭和31年には東映社内のシナリオコンクールで一等に入選。その後、クレジットタイトルの出ない作品を何本か執筆し、昭和33年、「ひばりの花形探偵合戦」で脚本家として正式デビュー。昭和43年、日本やくざ映画のなかでも屈指の作と呼ばれる「博奕打ち 総長賭博」を発表。また翌年には、異色作「日本暗殺秘録」を執筆。この作品で京都市民映画祭脚本賞を受賞。昭和47年、「仁義なき戦い」を執筆。その後、「仁義なき戦い」四部作と呼ばれる続編を立て続けに発表。昭和55年に、「二百三高地」、昭和57年には「大日本帝国」を執筆。正面切って日本の戦争を描き、昭和59年には「昭和の天皇」(未映画化)、平成1年には二・二六事件を題材にした「226」を発表。平成14年12月12日、「真珠湾」(未映画化)を遺作として、この世を去った
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まさやん80

2
「仁義なき戦い」の脚本家笠原和夫が残した取材メモを再構成した本。元々脚本を書くための取材メモであり、人に読ませるためのものではない。それだけに、「仁義なき戦い」を良く知っている人でないと、この本の凄さ、笠原和夫という脚本家の凄さは分からないだろう。複雑に入り組んだ抗争、語る人によって異なる事実、それらを整理するだけではなく、一つの脚本に仕上げていくその構成力は並大抵のものではない。巻末には笠原和夫の日記も掲載されており、自身の作品に対する厳しい見方の一方で、批評と客の入りを気にする人間臭い一面も覗かせる。2014/04/07

Gen Kato

0
超一流のシナリオライター(=作家)の仕事がどれだけの情報収集とその取捨選択(重要!)のもとに生み出されているか、驚嘆するのみ。2014/07/08

tkm66

0
この脚本家は軽く<地方の教育委員会付の民俗研究者レベル>を超えるくらいの調査を・其奴が10年掛る処を・3週間くらいで整理してしまうのだろう。OSが違うんでしょうが。凄い!2005/07/22

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