出版社内容情報
「僕達のようなものが社会福祉事業をやってもよいのか」と呟く精神科医と、自称世捨て人が始めたケアハウスは、建物も運営方法もお年寄りをできるだけ管理しないことを目指すものだった。ケアハウス施設長が描く「清冽な野の泉」のような体験記録。
内容説明
「僕達のようなものが社会福祉事業をやってもよいのか」と呟く精神科医と自称・世捨て人が始めたケアハウスは、建物も運営方法もお年寄をできるだけ管理しないことを目指したものだった。ケアハウス施設長が描く「清冽な野の泉」のような体験記録。
目次
第1章 足跡(大きな構想の破綻とその後始末;青風舎の設立基本計画の策定;青風舎の誕生 ほか)
第2章 面影―ケアハウスに住んだ人々(不思議な人にまんまと騙されたこと;開所を待たずに勝手に入居してしまった人のこと;インパール作戦生き残りの元陸軍大尉のこと ほか)
第3章 結果と展望(精神病院の院長からいただいた一通の手紙;「百万人の失われた時」とは;「わたしはまず、人間として扱われたい」 ほか)
著者等紹介
大河原宏二[オオカワラコウジ]
社会福祉法人青風舎理事・事務局長。ケアハウスきょうめ施設長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。