出版社内容情報
古代メキシコのシャーマンたちの生と死と宇宙への思索を読み解く決定版。死の直前、カスタネダが自らの手で一冊に凝縮した、呪術師ドン・ファンの教えの心髄。「ドン・ファンの教え」から「沈黙の力」まで、“もうひとつの知の体系”の核心がここに。
内容説明
死の直前のカスタネダが自らの手で一冊に凝縮した、呪術師ドン・ファンの教えの心髄。「ドン・ファンの教え」から「沈黙の力」まで、“もうひとつの知の体系”の核心がここに。公開された呪術の奥義。
目次
ドン・ファンの教え
分離したリアリティ
イクストランへの旅
力の話
力の第二の環
イーグルの贈り物
内からの炎
沈黙の力
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MOTO
8
昨日の『古書市』で手に入れた本。リンネルや暮しの手帖など、日常本の中に挟まり、居心地悪そうな顔で(安くするから連れてってくれ)…と、ぼやいている様に見えた。くるっと裏を見ると本当に安い。思わず出店者に「いいの?」と確認してしまった程。購入後、持参した珈琲飲みながら、ベンチで開いたら装丁に見合ったプライドの高い本だった。でも『気高く孤高に生き抜いて行け…』と、勇気が出るメッセージをくれるいい奴(本)だった。 2020/11/08
qualia
3
戦士の道に参入するのは一人で。あらゆるものを断ち切って参入していく。誰もいない私に出会う道。そしてその私さえ解き放っていく。心ある道を生きるために。知恵、シャーマニズム、心ある道を歩くための本。2010/02/21
kanaoka 56
2
まさに直面する世界、現実、瞬間を認識できたとき、右脳は何かを語りかけてくれるのだろうか?理性と言葉で創り上げられた標準的な世界観の鎧に纏われたまま、死ぬわけにはいかない!(と思った)2015/07/16
adri8na
2
本嫌いの彼が”読んだ本”と持参してきたのが、これとカモメのジョナサンだったのは懐かしい話(笑)面白い取り合わせだよなぁ。昨日、久々にクンデラの合間に手に取ってみた所、シューニャターの捉え方が密教と似通っているなぁと感じる。世界は広いがどこかで繋がっているものなのだなぁとシミジミ思う。BTW密教には明るく、教義が近くにある幼少期を山で送った私だが、如何せん人として未熟故、時に怒り時に悲しみ、負の感情を感じる事がある。でもそう言うものは本当に無駄だとしっている。起こった事は変えられない。まだ起きていない事は分2014/12/12
タワくん
1
かつてoshoことバグワンが、「カスタネダの本は99%はフィクションだ。しかし、1%の真実があり、あちらこちらに隠されている」と語っていたが、まさにその散りばめられた1%の真実を集め、100%ドンファンとして濃縮した一冊。2018/12/24