私が嫌いな私

私が嫌いな私

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784872330762
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

なぜ少女は双子の兄弟を愛したのか?本当の“私”を探し求めるあなたのための、純愛サイコ・ストーリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おか

40
痛い 痛い 痛い、、、ずーっと心が痛みを訴え続ける。悲しいでは無い、針で刺す様な痛み。かと言って この物語が嫌いなわけでは無い。若者三人の心のあり方が 余りに懸命に 自分や相手を見つめているから、、、若いって良いなぁとつくづく思う。誰もが 自分自身の全てが好きなわけでは無いとは思う。でも 清濁全て含めて自分なんだよね。自分を好きになるって事 本当に大事だし 大切にしなくては、、、『母親に片思い』そして『片嫌われ』重松さんて こんな事を描けるなんて凄いと思う。2017/05/31

マッピー

12
これはまた、どうしたことでしょう。全然面白くありませんでした。生まれたときから病弱で、生後すぐに体中の血液を入れ替えたあずさは、「こんな弱くていじけた私はホンモノの私じゃない。」と思う。それは、いい。でも。だからって。双子の片割れ(いじけている方)にニセモノの私、嫌いな私の記憶を押し付けて、全てを受け渡したあかつきには、空いたスペースに本物の私を入れるって、何言ってるの?一番嫌いなパターンの小説だった。病気を錦の御旗にして甘ったれるな。!2020/11/06

メルル

10
ニセモノの私は私が嫌いな私。ホンモノの私は私が好きな私。病気がこの子を捻くれ者にしてしまったのか。本当は素直になりたいと願っているのに。自分の理想像みたいなものって誰にでもあるのでは。ここに登場する双子ややんちゃしてる吉野だってあると思う。吉野はやんちゃしているのがニセモノなのかな。ホンモノはいいやつみたい。双子があそこまで熱心に協力するのはよくわからない。あの出会いから始まって、あの感じになるのだろうか。もうちょっといろいろあってもよかった気がするけど。2014/11/26

:-)

2
家で読めばよかった。うまく文にできる気がしないので感想は省略2018/05/18

nyoppi

2
嫌いな自分を取り除いて本当の素敵な自分になりたくて、双子の家庭教師の一人に嫌いな自分を託すけれど、取り除いた自分もやっぱり本当の自分だった。どんなひとにもきっと自分の嫌いなところはあって、なくなればいいのにって思うことはあるけれど、それも自分の一部だって認められたら、きっともっと輝けると思う。2015/10/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/565295
  • ご注意事項