内容説明
建築家、哲学者、批評家、アーティストが、今日の空間の問題―、定住的な空間とノマド的な空間の観念、場と非―場、普遍的空間の概念について討議するために、1992年6月、大分の湯布院に集まった。彼らの発表とラウンドテーブル討議の記録である本書は、刺激的な読みものであるにとどまらず、建築の未来の、社会的‐政治的な方向に影響を与える思想の流れを指し示す。
目次
Anywhereの余白に
Anywhere案内
Anywhere―空間の諸問題
ファクシテクスチュール
「居場所について」
場所の呟き
仮設的構成プランを考慮した立地としての人間
自らと語るリベスキンド―ポツダム広場
観光旅行:スーツケーススタディ
場の新種形成〔ほか〕