内容説明
なぜ、みんな、カラオケに夢中になるのか。「声」の悪いプレーボーイはいないという。声は快感をつくるメディアなのだ…。特殊な発声法をつくり出し、平安の昔から現代にいたるまで、独自の声文化を築いてきた日本人。その軌跡が明らかになるきっかけは、意外にもモンゴルの神秘倍音唱法「ホーミー」だった。初めて語られるボイス・コミュニケーション。
目次
第1章 どんどん変わる日本人の声の高さ
第2章 声はスケベな最強楽器
第3章 ひとりが同時に二つの声で歌う、ホーミー
第4章 音階は体の中にある
第5章 日本人の歌声はホーミーだった
第6章 日本式発声はどこから来たか
第7章 喉声と日本語
第8章 人間どもよ、鳴け!