一般抽象化理論―科学的探求の一方法

一般抽象化理論―科学的探求の一方法

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  • サイズ A5判/ページ数 278p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784871860215
  • NDC分類 116.5
  • Cコード C3040

内容説明

実在開示の「延長抽象化の方法」、すなわち、時空的延長の抽象化にて時間空間直線点等諸対象の出現する理想状態への接近方法を一視点から「特殊抽象化理論」として再構成する一方、良心開示の「性質抽象化の方法」、つまり、現実状態における偶然的諸性質の合理的捨象により試行錯誤的に原初状態へと接近する発見法的契約論を倫理学や哲学に有効な方法と解し、両抽象化装置を総合する一試論として、混沌たる現実状態から整然たる普遍的な事実や当為が出現する各理想状態へと到達する為の「一般抽象化理論」の体系を樹立すること、これが小著の主要な目的である。

目次

第1部 抽象化の哲学的意義(認識の原初状態;認識活動の開始;経験的入力内容;抽象化の在り方;理想状態の性質)
第2部 特殊抽象化理論(延長抽象化方法;抽象集合の性質;事象粒子の出現;瞬時空間の構造;静止運動の意味)
第3部 一般抽象化理論(学的抽象化目的;事象と対象の関係;定常性の抽象化;性質抽象化の方法;一般抽象化原理)
第4部 客観的立証根拠(事実の立証根拠;当為の立証根拠;内省的均衡状態;価値体系の基礎;合理的価値体系)