沖縄「戦争マラリア」―強制疎開死3600人の真相に迫る

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沖縄「戦争マラリア」―強制疎開死3600人の真相に迫る

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784871541664
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C3036

内容説明

日本で唯一の地上戦が起きた沖縄。戦闘がなかった波照間島で住民たちはなぜ死んだのか?ドキュメンタリー映画「沖縄スパイ戦史」の共同監督が挑む、沖縄戦の最暗部・ノンフィクション。

目次

はじめに―もうひとつの沖縄戦
1章 住民3600人の死の真相を追って(2009年夏~2010年夏 石垣島)(65年前の今日;地上戦なき島々の沖縄戦・戦争マラリアとの出合い ほか)
2章 島で暮らしながら撮る(2010年冬~2011年夏 波照間島)(さよなら、東京;「今日から家族として、苦楽を共にしましょう」 ほか)
3章 戦争マラリアはまだ終わっていない(2017~2018年 東京、米国、波照間島、石垣島)(ドキュメンタリー映画『沖縄スパイ戦史』制作へ;沖縄戦参戦米兵のロバートさん ほか)
最終章 なぜ今、戦争マラリアなのか(2018年 与那国島、石垣島、米国)(日本最西端の自衛隊基地・与那国島;自衛隊誘致したけれど… ほか)
おわりに―みんなが生きてきた証を残す(2020年 米国)

著者等紹介

大矢英代[オオヤハナヨ]
1987年、千葉県出身。琉球朝日放送記者を経て、フリージャーナリスト、映画監督。ドキュメンタリー映画『沖縄スパイ戦史』(2018年・三上智恵との共同監督)で文化庁映画賞優秀賞、第92回キネマ旬報ベスト・テン文化映画部門1位など多数受賞。ドキュメンタリー番組『テロリストは僕だった~沖縄・基地建設反対に立ち上がった元米兵たち~』(琉球朝日放送、2016年)でテレビ朝日プログレス賞最優秀賞。2018年フルブライト奨学金制度で渡米。以降、米国を拠点に軍隊・国家の構造的暴力をテーマに取材を続ける。早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース修士課程修了(2012年)。現在、カリフォルニア大学バークレー校ならびに早稲田大学ジャーナリズム研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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横浜中華街2024

13
戦争マラリアについての書籍は既に何冊もあるが、この著者はまだ20代の院生時代に波照間島に住み込み現地の人たちとの関係を築きながら、過去の戦争マラリアの取材を行った。また最終章で過去と現在の連続性について言及していることは特筆に値する。「果たして、戦争マラリアは昔話なのだろうか。戦争マラリアから今現在へと繋がるレールの上を私たちはもうとっくに歩き出しているではないか。民よりも国体を優先した沖縄戦当時の国家のシステムは、今現在も地下水脈のように私たちの足元に脈々と続いているように思えてならない。」2021/03/04

ののまる

10
証言者がいなくなることで、消されていく事実。こうして誰かがそれを繋がなければ。2020/02/20

どら猫さとっち

6
本書を知るきっかけは、フラワーデモのYouTubeチャンネルの番組で、著者本人が本書にある戦争マラリアのことを語っていて、気になっていたことから。本書では戦争マラリアの蔓延は、日本軍の強制移住の命令であることを証明している。戦争と疫病が重なった沖縄。私たちは沖縄の歴史も、戦争の残酷もまだ知らないようだ。著者が取材のため、波照間島の家族と同居する姿もあり、著者本人のジャーナリストとしての成長物語としても描かれている。戦争と疫病、これは今の新型コロナと東京五輪と同じことが言えるのではないか。2021/07/01

kan

6
著者の使命感に身震いする。2018フルブライター。大学院を休学し波照間に住み着いて取材する情熱と若さが眩しい。八重山地域の住民が軍命によりマラリア有病地の島へ強制移住させられ大勢が亡くなり、島を明け渡したのは作戦の一環という史実の記録が証言を基盤としていることに圧倒される。私自身、元ひめゆり学徒隊員の方のお話を数回聞いたことがあるが、つらい経験を他人に話すというのは相当なことだ。高齢というのはもちろん、信頼関係がないととても話してはもらえない。戦後75年以上経過した今、本書が出版された意義は大きい。2021/05/08

Hiroki Nishizumi

6
山下虎雄の話はある程度知識があったこともあり、それほど深い内容ではないと感じた。再会したおばぁが忘れていたところで、さもありなんと笑えたくらいか。それでも事実を語り継ぐ必要は減っていない訳で、今後も強制疎開とマラリアについては広く世の中に知らしめていって欲しいものだ。2020/07/01

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