生活保護で生きちゃおう！―崖っぷちのあなた！死んだらダメです。

雨宮 処凛/和久井 みちる【文】/さいき まこ【漫画】

あけび書房（2013/10発売）

• サイズ A5判／ページ数 130p／高さ 21cm
• 商品コード 9784871541169
• NDC分類 369.2
• Cコード C3036

内容説明

困っている方のための手引きです。生活保護を利用して、安心して、前向きに生きてみませんか。

目次

１章　生活保護利用者の座談会―生活保護を利用して、良かった！（生活保護利用に至るまで；生活保護を利用してみて；「子どもはつくるな」はつらかった　ほか）
２章　生活保護申請の手引き―生活保護で生きちゃおう！（生活保護費が引き下げに！；生活保護法も改悪に！；さぁ、生活保護を利用しましょう　ほか）
３章　いま、改めて「生きさせろ！」（そして、再発見された「貧困」；「社会の底が抜ける」ということ；ＳＯＳを発信できない人　ほか）

著者等紹介

雨宮処凛［アマミヤカリン］
北海道生まれ。作家・活動家。「反貧困ネットワーク」副代表。２０００年に自伝的エッセイ『生き地獄天国』（ちくま文庫）でデビュー。２００６年からは、新自由主義のもと不安定さを強いられる人々「プレカリアート」問題に取り組み、取材、執筆、運動中。メディアなどでも積極的に発言

和久井みちる［ワクイミチル］
北海道生まれ。大学卒業後、障がい者、高齢者、子どもの介護や支援に携わる途中、地方公務員として福祉現場を経験。ドメスティック・バイオレンスによってうつ病を発症し、失職。２００７年より生活保護制度を利用し、３年半を過ごした。以来、生活保護問題に関わり続けている。生活保護問題対策全国会議・幹事

さいきまこ［サイキマコ］
東京都生まれ。雑誌編集者などを経て、２０００年に集英社「ＹＯＵ」にて漫画家デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[香菜子（かなこ・Kanako）]

生活保護で生きちゃおう!―崖っぷちのあなた!死んだらダメです。雨宮処凛先生と和久井みちる先生の著書。生活保護を受給することは恥ずかしいことでも何でもない立派な権利。金銭問題で悩んだり困ったり絶望感を感じたら、堂々と生活保護を申請できる助け合う社会であってほしい。生活保護で生きていることを自慢するのは行き過ぎだけど、少なくとも胸を張って堂々と言えるくらいであるほうが自然なこと。

2018/10/06

[kiho]

行政の説明よりも、捉えやすくわかりやすい☆何のために生活保護があるかという根本的な意味と、困窮する人にはそれを利用する権利があることを伝えてくれる。案内書ではないけど、保護を受けるにいたった人たちの座談会からは、生きる気持ちを社会が支える重要性を感じる！

2014/06/26

[円舞曲]

とても、わかりやすい。生活保護の8つの扶助とか知っておくべきものだと思った。

2014/02/19

[レイナ]

学部本。生活保護を受けるか迷っている、思い詰めている人にとことん味方してくれる本だと思います。当事者インタビューとマンガで構成されているため読みやすく、生活保護は恥ではない！というメッセージも本文で何度も力強く書かれていました。私も最後のセーフティネットを使うことを躊躇させるような社会ではいけないと思いました。 ただ…読みやすいけど、学ぶ身としては、この本だけで生活保護を判断するとかなり偏ると感じました。感情に訴えかけてくる部分が多いです。

2020/08/05

[Miki Shimizu]

宇都宮健児さんが、学校で生活保護の受け方とか教えなあかん！と言ってたけど、ホントにそうかも。制度が権利やってこと、どんな時にどうやって使うかってこと、知らなかったら意味ないよなー。

2014/01/14