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基地で働く - 軍作業員の戦後

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  • サイズ A5判/ページ数 366p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784871272131
  • Cコード C0020

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

二人娘の父

9
非常に貴重な証言集。連載に取り組んだ沖縄タイムスの記者のみなさんに敬意を。本人たちが振り返っているが、一言で「沖縄は基地で働く人が多い」という言葉で片付けられてきた事実が、一人ひとりの語りから、立体的に重層的にその意味が構築されていく。なぜ働いたのか、働かざるを得なかったのか、働きながら何を感じたのか、何を見たのか...。当然それは一人ずつが事実であり、一人ずつに違った物語がある。連載されたのは2012年、1年以上にわたる長期連載だったようだ。この時期だからこそ聞けた証言もあるだろう。貴重な記録である。2022/02/04

Y_Kuroyanagi

0
20170313ー201703262017/03/26

ポルポ・ウィズ・バナナ

0
適切な言葉ではないが無茶苦茶面白い!戦後、米軍基地で働いてきた普通の沖縄の人達達の証言集。基地に対する根深く複雑な感情。沖縄戦を生き延び、しかし、今度は生きる為に基地で働く。米軍→フィリピン人→日本人→沖縄人という差別構造を作り、また、その中で沖縄人同士をいがみあわせるという巧みかつ非道な統治システム。それから考えると「土人」発言とそれを擁護する人達の短絡さに対して激しい怒りを覚える。沖縄「だけ」は戦後も明確にアメリカの戦争に巻き込まれている。2016/11/09

130

0
沖縄復帰前から基地で働いた人達の話。 エピソードにあまり悲壮感が感じらなかった。当時はそれが当たり前で、アメリカの文化に触れることの刺激があったのだろう。 インタビューに答える人は基地での労働、その後も問題のなかった人だからだろう。 読み終えて、アメリカにとっての沖縄の重要性や沖縄の人使い捨て感を強く感じた2021/07/04

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