出版社内容情報
「のです」を始め、「のですか」「のでしょう」「のですから」などの言い方について、その意味と用法を分かりやすく解き明かした。巻末に、否定疑問文の用法や、「のです」の研究史などについての解説を付す。
内容説明
「わたしは日本人です」と言うのと、「わたしは日本人なのです」と言うのでは、どのような違いがあるのだろうか。日本人は、ふだんの会話で、「のです」という言い方を無意識のうちにたびたび使っている。しかし、「のです」の正体は何かということになると、なかなか容易には答えられない。本書は、「のです」をはじめとして「のですか」「のでしょう」「のですから」「のではありません」などの言い方について、その意味と用法を分かりやすく解きあかしたものである。
目次
「のダ」の働き
「のだ」
「のか」
「のだろう」
「のではない」
「のなら」
「のだから」
「のだった」
補足的な要因
定義をめぐる問題
補説(終助詞;疑問文の形式;否定疑問文の類型;「のダ」の研究史〈付 文献目録〉)