内容説明
日本で活版印刷の誕生は二度あった。最初は天正遣欧少年使節によって島原の加津佐でスタート。二度目はそれから250年後の長崎が出発点。いまや失速寸前の活版印刷誕生の地を訪ねて著者が見たものは聞いたものは。
目次
キリシタン印刷街道(大村―少年使節の像を求めて;諌早―コンスタンチノ・ドラード;島原―雲仙普賢岳の町 ほか)
明治の印刷地図(長崎1―幕末の長崎と本木昌造;長崎2―日本の印刷業の黎明;大阪―大阪活版所 ほか)
感想・レビュー
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SU
1
読み辛かったです。。2018/05/11
志村真幸
0
著者は大日本印刷で企画制作や広報に携わっていた人物。 安土桃山~江戸初期のキリシタン印刷、それから幕末~明治初期の活版印刷導入に関わる地をめぐり歩いた旅行記である。 キリシタン印刷については、大村、諫早、加津佐、口之津、河浦など。明治のは長崎、大阪、京都、横浜、東京と訪ねている。 ただ、研究とか調査ではなく旅行記として書かれており、ゆかりの地を歩いて思いをはせるといった内容で、いささか肩すかしの感がある。また、編集が甘いのか著者の癖なのか、組み方が独特で読みづらい。2018/03/20